蓋と城

マンホーラーの城巡り備忘録

倭城の旅(4) 【西生浦倭城】

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mixiから日記を移転中@shinです。

 韓国のリゾート地である鎮下(チゲ)に宿泊した一行は、倭城の中でも「熊川倭城(ウンチョン・ウェソン」とツートップと言っても良い、最大規模の倭城である「西生浦倭城(ソセンポ・ウェソン)」に向かいます。

 

倭城の旅(3) 【草梁倭館・蔚山倭城】
倭城の旅2日目は、草梁倭館~蔚山倭城と巡って蔚山市に宿泊しました。                        

 

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西生浦倭城

 豊臣秀吉の朝鮮出兵において、東部戦線の総指揮官を任せられた加藤清正が駐屯居城として築いただけに最新技術を使った広大な城域が残っています。

石垣(石垣)

石垣2(石垣2)

  他の倭城にも言えますが、総石垣造りの城に空堀や堅土塁、登り石垣などを組み合わせるなど、戦国期に各地で発達した築城技術をふんだんに用いていながらもその後の江戸近世城郭には受け継がれず、また近代の開発などによって消滅してしまった織豊期城郭の姿を見ることができるのがこの倭城見学最大の楽しみでしょう。

織豊期の技術が良く残る(織豊期の技術が良く残る)

 

 この西生浦倭城最大の見所はなんといっても圧巻の登り石垣でしょう。日本にも伊予松山城や彦根城、洲本城などに残りますが規模がまったく違います。

登り石垣(登り石垣)

 

 また、登り石垣以外にも大規模な空堀や枡形の虎口、朝鮮半島の築城技術である稚城なども見ることが出来ます。

空堀も残る(空堀も残る)

港を取り込んだ築城(港を取り込んだ築城)

虎口1(虎口1)

虎口2(虎口2)

雉城(雉城)

 

 そしてこの城で注目したいのが天守台西側の虎口。虎口を埋め殺した(塞ぐ)跡があります。急な作業だったのかかなり雑なのですが、おそらくは蔚山倭城が明・朝鮮連合軍によって急襲されたときに、あわてて作業を行ったのでしょう。蔚山籠城戦での日本軍の混乱を知る場所とも言えます。この場所には、馬出が張り出していたのではないかとの説もあります。

埋め殺しにされた虎口(埋め殺しにされた虎口)

埋め殺しにされた虎口2(埋め殺しにされた虎口2)

 

 そして、荒削りながらも扇の勾配を持つ石垣は後に清正が築いた名城・熊本城を連想させます。清正はこの西生浦倭城の築城を通じて日本と朝鮮半島の築城技術を融合完成させ、築城の名手への道を歩んでいったのです。

扇の勾配(扇の勾配)

続きます。

 

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城好きのマンホーラー。日本各地(時には海外へも)の城跡やマンホールを訪ねて旅をしています。100名城スタンプは2冊目に挑戦中。最近は離島の城跡や、琉球王朝関連史跡にはまっています。

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