気鋭の歴史研究家である鞍掛伍郎氏が出版された今回の著書「栄光と落城」は、明治維新の激動の中、かつては支配の象徴であった城郭が近代へと向かう戦争に対応しきれずに落城していく中、それでも武士の精神的支柱として存在した姿を時系列に沿って書かれています。明治維新150周年の今年、幕末の姿を城郭の視点から見てみるのも楽しいかもしれませんね。発売は2017年12月20日(水)です!
目次紹介
- 第一章 日本の夜明け、その光と影
- 【江戸城】 幕府、もし戦わば
- 【長岡城】 ガトリング銃と米百俵
- 【会津若松城】 悲劇の名城
- 【松前城】最後の和式城郭
- コラム〜天下一の才人、佐久間象山〜
- 第二章 歴史を急展開させた西の雄藩
- 【萩城・山口城】 積年の思いを原動力に
- 【熊本城】 堅固なる事、日本一
- 【佐賀城】 ハイテク武装中立派
- 【鹿児島城】 城で闘った最後の男
- コラム〜松下村塾と吉田松陰〜
- 第三章 時代の終わりと城の運命
- 【大坂城】 天下人の城から天下泰平の城へ
- 【二条城】 幕府の終焉を見届けた城
- 【彦根城】 度重なる機器を越えて
- 【姫路城】 戦いをまぬがれた美しい城
- 【宇和島城】 名城と名君主
- 光芒 星に彩られた最後の城たち
- 【五稜郭】 残念で幸せな北の要塞
- 【四稜郭】 五稜郭防衛で急造された砦
- 【龍岡城】 名君が遺したミニチュアの城
- 今回、紹介した城について
- 城郭用語解説
- あとがき