【日本各地のマンホール!】
今回は、福井県勝山市にある県立恐竜博物館の場内限定のマンホールを紹介いたします。
デザインの由来
このマンホールのデザインは、設置されている場所そのものを象徴する恐竜をデザインしています。ロイヤル・ティレル古生物学博物館(カナダ)、自貢恐竜博物館(中国)と並んで、世界三大恐竜博物館と称されているこの博物館は、2000年に黒川紀章氏のデザインにてオープンし、現在も発掘作業が行われています。
『福井県立恐竜博物館内のマンホール』
勝山の地ではフクイラプトル・フクイサウルス・フクイティタンと、4種の日本オリジナルの恐竜のうち3体が見つかっているほか、2種が研究中とまさに日本の恐竜考古学の聖地であって、クオリティの高い展示物の他、野外にて実際に発掘体験が出来るなど大人から子どもまで楽しめる施設となっています。
『実際に発掘が行われている場所も見学できる』
この恐竜博物館の場内にのみ存在するマンホール。寄り道する価値はあると思いますよ!
この地域の城跡
越前勝山城
『勝山城の跡地には案内板や石碑が建っている』
戦国時代には、柴田勝家の甥である柴田勝政が築いたとされる勝山城は、江戸期に入ってからは越前支藩→天領の支配拠点と移り、小笠原氏が二万三千石で入部してからはその居城でありました。現在は市街地開発で遺構は消滅。本丸跡地である市役所内に石碑が建つのみですが、藩校であった「成器堂」の講堂や門などの構造物が市内各地に移築されています。資料館となっている模擬天守(城跡とはまったく関係の無い場所)や勝山大仏と合わせて見学するのがオススメです。
『成器堂演武寮(移築)』
『成器堂蔵(移築)』
『成器堂正門(移築)』
『成器堂講堂(移築)』
越前勝山城の周辺地図
柴田勝豊が築き、近世には勝山藩の政庁となった勝山市役所周辺が跡地で石碑と説明板しかないが、市内に藩校の建物が残っている。
https://jibusakon.jp/manhole/hokuriku-futa/fukui-futa/dinosaur_museum